毎年年末年始に見かける、年賀状に関する記事。
年賀状の歴史自体はそれほど長いわけではないらしい。
郵便制度が開始された当時はそれほど多くなかった新年の挨拶文書は、
ハガキが誕生すると簡潔に安価で年末年始のあいさつが書き送れることで急速に広まり、
現代のような年末年始の行事の一つとして年賀状が定着したという。
☆これはWikipediaから得た情報ですw
さて、ここ数年問題になっている写真付き年賀状。
簡単に操作できるデジタル機器が増えて安価にセルフプリントできる昨今、
多くの人が気軽に採用するようになった新しい風習の一つだと思うけど、
20年くらいまでは写真屋さんなどの店頭注文が当たり前で、値段もそれなりだった。
もちろん今でもそのサービスは存在して変わらず決して安価とは言えないが、
セルフプリントとの仕上がりの違いは一目瞭然、本当に写真と変わらない。
そうしてお金を掛けて用意した特別な年賀状だからこそ、
受け取り側からの反応が良くなかった時には
思わず愚痴りたくなる気持ちも分からなくはない。
例えば子どもの写真付き年賀状。
親戚などの血縁関係や普段連絡を取り合わない人への出産報告や成長報告として、
あいさつも兼ねて一番手っ取り早く済ませられるから、採用する人も多い。
ところが、受け取った方の中にはどうしても良い印象が持てない人が居るという。
確かに婚活中の方や、ましてや不妊治療中の方には敏感な内容かもしれないが、
送る方にしてみれば新年のあいさつであり、マウント目的なんて人は少ない。
子どもの写真付きと並行して賛否を呼ぶものがウエディングフォト付き年賀状も挙がる。
新年のおめでたい雰囲気に併せての慶び事報告は決して無礼だとは思わないけど、
それを『幸せマウント』と受け取られてしまうのは、非常に残念なこと。
結婚と出産って、誰の人生にとっても大きな人生の節目になるわけだから、
年賀状で報告するのは格段珍しいことじゃないと思うんだけど、
世の中いろんな人が居てそれぞれにいろんな事情を抱えていて、
みんなに祝ってほしい!というのはとても難しいことではある。
ただ年賀状を準備する際に、わざわざAさんは婚活中で、Bさんは妊活中、
Cさんは既婚で子どもも居るから……など分けることなんて到底できない。
もし相手によって年賀状の内容を変えていたことが知られてしまった時、
それはそれでまた面倒な問題が勃発するにきまっている。
いつから年賀状送付の条件って、こんなにハードになったのだろう。
以前、職場や仕事関係者への写真付き年賀状は控えたほうが好ましいと、
年賀状デザインの本だかに記載されているのを見かけた。
しかし、自分が受け取った職場の方からの年賀状には写真付きが多かったことに驚いた。
零細企業で全員が顔なじみな会社だから気にする必要はないのかなと思っていたし、
むしろこの年賀状のおかげで、それまで関係が薄かった同僚との会話につながった。
会社の暗黙ルールで就職後からは毎年年賀状を用意していたが、それはほぼ会社用。
自分の年齢が上がるにつれて学生時代の友達が結婚や出産をしたことで
あけおめ連絡はメールやLINEから年賀状へ変わっていった。
せっかく送ってくれるから…と、あたしも既婚の友達には年賀状を用意するようになった。
結婚報告を兼ねた年賀状から出産報告を兼ねた内容やペットの写真入り年賀状へ、
やがて子どもやペットの成長報告へと変わっていった。
どれも微笑ましく新年から良い気分になれる素敵な年賀状で、届くのが楽しみだった。
☆年賀状問題②☆へ続きます⇒⇒
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