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2025年8月20日水曜日

☆年の差恋愛私見☆

高校生の頃のあたしは恋に恋する乙女状態で、
あたしだけは当時の年齢=彼氏いない歴だった。
でも友達やクラスメイト達は恋愛にかなり積極的で、
今となっては人前で口にするものはばかられるような
友達カップルの情事を毎日赤裸々に話してくれていた。
経験のないあたしはその話を完全に鵜呑みにしてしまい、
付き合ったらそういうことするのが当然と思い込んでいた…

友達の中には彼氏が大学生や社会人って子もいた。
高校生の頃は彼氏が年上で羨ましいなんて思ったけど、
アラフォーの今、その男ってヤバイ奴だったんじゃ…と感じてしまう。
当時は友達も相手に対して好き好きフィルターがかかっていたから、
相互同意の上で身体の関係を持っていたとはいえ、
未成年の女子高生相手に連日…と冷静に考えるとゾッとする。

当時のあたしは世間知らずでそこまで深く考えてなかった。
友達たちが彼氏とはラブラブで~と幸せいっぱいオーラ満載だったから
大人の関係を持つことへの抵抗や恐怖などはあまりなかった。

大学時代の友達にも年上彼氏と付き合っている子は多かった。
中には10歳年上の男性と付き合っている子もいたけど、
その頃になるとあたしも『その彼氏まともな人なのかなぁ』と
友達の彼に違和感を持つようになった。
それは、あたしもようやく彼氏ができて一通り経験したからだと思う。

ただ、あたしが感じた違和感について友達に直接言ったことはない。
お相手は友達のバイト先の社員として働いている方だと聞いたので
その点しっかりした男性であることは間違いないと思う。
でも、10歳も年下の学生バイトに手を出すのはどうなのかな…と。
でもそれはあたしの考えだから、友達に押し付けるのは変な話。

大学を卒業するまでその友達は10歳上の彼との交際を続けていたが、
就職後すぐにあっけなく破局し、さっさと他の男性と交際&結婚していた。
のちに破局の経緯を友達本人から聞いたが、やっぱりあたしが抱いた
『違和感』は正しかったんだな…と思わずにはいられなかった。

みんなが就活に必死な時期だったから友達は敢えて話さなかったらしいが、
10歳上の彼からは度々『いつ結婚してくれるの?』と言われていたという。
確かに彼は年齢的に結婚を焦る頃かもしれないけど、友達は違う。
結婚して彼とずっと一緒に居たいという気持ちがある一方、
一度は就職して自分の力を試したいという思いがあって、
簡単に結婚を選択できる心境ではなかったという。

結婚を焦る彼が危惧していたのは、友達が他の男性に心変わりしてしまうこと。
友達が就職した先は業種柄男性が多い上、新人だから泊りがけの研修もあった。
もちろん学生時代のように自由に連絡は取れないし、
会社に拘束される時間が長いために簡単に会えなくなってしまったために、
年上彼が友達の浮気を疑ったり、嫉妬深く変わってしまったという。
『また男と残業?』『結婚して仕事辞めなよ?』などの連絡が頻繁になり
友達はそんな彼にうんざりして別れることを決めた。
当然すんなり別れられなかったが、とにかく無視を貫き強制終了したらしい。

その後、同じ年の男性との職場恋愛から結婚に至り、今も幸せに過ごしている。

社会人になってからの歳の差カップルについては何も感じないけど、
学生と社会人での歳の差に対してはどうしても相手に嫌悪感を持ってしまった。
当時は友達もその彼を好きでいたから気にならなかった10歳の差は、
やがて卒論や就活に奔走する友達に対して『結婚』を持ち出すようになると
友達は自分と相手の将来の展望が異なることに気付き始めた。
好き好きフィルターが外れた彼はこれまでの『素敵な年上彼氏』から
『結婚に焦る嫉妬深い残念な30代男性』に変わってしまったのだろう。

世間知らずな学生の彼女は、男にとっては都合よく扱いやすいと思う。
デートがファミレスでも文句は言わないし、少し高価な贈り物を用意したら
「やっぱり年上って素敵」と簡単に自分を持ち上げてくれる。
若くてかわいい上に、自分を信じて身体までも許してくれるともなれば、
そりゃ男性にとっては逃したくない存在であるのは間違いない。

一方、あたしがその当時付き合っていた彼氏は『年下NG』な人だった。
新卒入社した時の女性同期が全員地元の商業高校卒業生。
一緒に仕事する分には何も感じないが、退勤後に同期飲み会に行くと
お酒は飲めない、若すぎて話が合わないなど、付き合いにくいと感じたらしい。
数か月前までは田舎の真面目な女子高生だったわけだから、
私服となるとどうしてもそのあか抜けなさが際立っていたらしい。
彼曰く、女子高生の面倒を見ている気分で萎える…だそうで、
変な気なんか一切起きないから安心して、とあたしに言ってくれていた。

まともな男性であれば自然に同年代の女性と関係を築けるはずなのに、
学生に手を出してしまうのは、同年代の女性から相手にされなかったから。
もちろんそんな人ばかりじゃないことはわかっているけど、
学生相手に結婚を迫ってしまうと、そう考えざるを得ないんだよね…

いろんな人がいるので、あたしたちの価値観でヤバい奴認定はできない。
その後友達の元カレも同年代の女性と家庭を持っているかもしれないから
一時の恋愛だけで人格を否定するのは間違っているだろう。

でも、そういう目で見る人も居るんだよ、ということは気にしたほうがいいかもね。 


2025年4月8日火曜日

☆旅行シッター☆

台湾では社員旅行に家族同伴って普通らしく、
みんなあたしには子どもを連れておいで、と毎回言ってくれる。
でも幼児連れではみんなに気を使わせてしまうので、
これまで社員旅行に子どもを連れて行ったことはない。
実は過去の経験で、他人の子どもの面倒を見ることが
どれだけ気を使うか、あたしはわかっていた。

まだ日本で働いていた数年前、
社員旅行に社長夫婦が孫を連れて参加したことがあった。
自分たちで面倒を見るから、と連れてきたにもかかわらず、
旅行中はほぼ孫放置で自分たち二人はしっかり旅行を堪能していた…

社長夫婦がお孫さんの面倒を一切見ないから、
見かねて若手や女性社員が出来るだけ気にかけていた。
何で旅行中に子守しなきゃならんの?!とは思ったけど、
連れてこられたお孫さんには罪はない。

あたし含む何人かが子守に不満を抱えている中、
一人の若手男性同僚だけはずっとお孫さんを面倒見ていた。
子ども嫌いじゃないんで~とトイレや食事もつきっきり、
社長はすっかり気を良くして「子育ての練習だ」なんて言ってた。
社員旅行中なんだから、冗談でもそんなこと言うべきじゃない。
この同僚には後日社長から何かしら謝礼があったと信じたい。

この経験から、どんなに同僚がウエルカム!でも遠慮している。
せっかくならあたしも同僚と思いっきり旅行を楽しみたいし、
いくら自分で面倒見ていても、同僚に迷惑かけるのは目に見えている。
子連れがいかに大変かは現在進行形で奮闘しているからこそわかる。
自分の子だからガマンできるのであって、
よその子がワーワー騒ぐのはあまりいい気分ではない。

もう少し大きくなるのを待って、その時は甘えさせてもらおう。

 

2025年1月9日木曜日

☆ゆとり性教育☆

台湾の語学学校に通っていた時のこと、
クラスメイトのある日本人女子から相談を持ち掛けられた。
授業終わりに二人で学校近くのカフェに立ち寄り、
当時彼女が初めてできた台湾人彼氏との話を聞く機会があった。

その子は当時27歳。
本人曰く日本にいるときには男性と付き合ったことはなく、
ワーホリで台湾に来てから知り合った台湾男性にすっかり惚れ込み、
初めての彼氏だとはじめは浮かれながら話してくれた。
そして彼女が相談事を赤裸々にはなしてくれたのだけど、
その内容にあたしはただただ呆気に取られてしまった。

彼氏ができてから毎日キスしてるんですけど、
いわゆるディープキスっていうんですかね?だから
妊娠したらどうしようって最近不安で…と真顔で言われた。

あたしも彼女の想定外の相談内容に驚いてしまい、
イヤイヤ、やること最後までしなきゃ子どもはできないから!
と思わず品のないおっさんみたいなコメントをしてしまった。
彼女は『ディープキス=性交渉』と本気で思っていたらしい…
ゆとり世代の性教育の弊害?と一瞬頭をよぎったけど、
そんなわけない!と心の中で自分突っ込みを入れてしまった。

高校や大学時代は、友達とお茶したり飲みに行ったりすると
恋人との赤裸々な話をすることが多かった。
当然その中でとんでもなくエグい性的な話も登場することがあって、
そんなかわいらしい相談とはかけ離れた世界で生きてきたあたし。
彼女は育ちが良すぎて、そういう話とは無縁だったのだろうか。

外国のカフェで真昼間から男女関係のことを事細かに説明したあたし。
もし日本人が近くに居て聞かれていたらと思うと恐ろしいけど、
真剣な彼女の様子を目の前に、そんなこと構っていられなかった。
ホント私何もわからなくて、不安で…と言う彼女のために、
なぜか変な性教育トークを繰りひろげることになってしまった。

昼間からシラフでするような話じゃないけど、
相手はひたすら真剣にいろんな生々しい質問をしてくれるから、
あたしもとにかく真面目に性交渉の話をする羽目に。
痛くないんですか?とまっすぐあたしの目を見てシリアスに聞かれると、
痛いのは最初だけで、すぐ慣れて気持ち良くなるよ、とか
女子高生や女子大生がするような話をしばらく続けることになった。

そろそろ相手があなたに体の関係を求めてくる頃だから、
その行為をしてから3か月くらい生理が来なかったときは
本気で妊娠の心配をした方がいいよ、と話を締めくくった。

20代後半の女性からこんな相談を持ち掛けられると思わず、
あたしもちょっとうろたえてしまった。
その後あたしは自分が妊娠して悪阻がひどくて学校をやめてしまったし、
とても人の心配できる状態じゃなかったから
彼女とはしばらく連絡を取れなかったけど、数年後に彼女から結婚報告があった。

『キスで妊娠』なんて破壊力ある相談をしてくれた彼女も
今は初めての彼氏と無事に結婚して二人の子持ちママ。
結婚後は日本に住んでいるようで連絡はほとんどとっていないけど
SNSを見る限り幸せに過ごせているようで、安心している。

2025年1月7日火曜日

☆魔性の女風の人②☆

 ☆魔性の女風の人①☆の続きです+++

高3になると、あたしは話したこともない別のクラスの男の子に片思いしていた。
好きな芸人に外見や雰囲気が似ていた、というそれだけの理由だけで、
よく言えば乙女チック、悪く言えばバカな恋に燃えていた。
親友と後輩Dは変わらずラブラブな恋人関係が続いていた。

そして本題のA子は、C子と付き合っていたB先輩の浮気相手となっていた。
彼女には他の学校に彼氏ができたとかなんとか言っていた気がしたが、
後輩FからB先輩との関係を知らされて『忙しい人だなぁ』と呆れていた。
仲の良い後輩たちとC子には知らせない様に細心の注意を払い、
面倒なことしてくれるA子にはうんざりさせられていた。
学校では真面目に良い生徒として過ごし、部活では真面目に男漁り、
家に帰ってからは気になる男たちとマメに連絡を取り合っていたのだろう。
あたしたちは密かにA子のことを「魔性の女風の人」と嘲笑していた。

C子とあたしは志望大学が同じことからすっかり意気投合して、
高3の夏休みは親友以上に一緒に過ごしていた。
たまたまC子と一緒に食事することがあったとき、
C子からB先輩と別れたことを聞かされた。
B先輩から他に好きな人がいると別れを切り出され、別れを受け入れたと。
あたしはそのあと密かに後輩DやFに探りを入れたら、やっぱり原因はA子だった。

C子だけはその原因を知らなかった。
でもC子が知ったら部内の空気が壊れてしまうことを危惧したあたしたちは
絶対にC子に知らせるな!と躍起になって、
この事実をあたしたちが卒業するまで隠し通した。
C子が部長だったこの部活、A子はどんなつもりで毎日参加していたのか…

夏休みが明けるとあたしたちは部活を引退し、
あたしはとりあえず受験に向けて自分のことを優先するようになった。
3年はA子とクラスが違ったから、ようやく変なしがらみから解放された気がした。
あたしは運よく早々に推薦で第一希望の大学を合格することができたから、
たまに部室に顔を出して挨拶してから帰宅する日々を送っていた。
C子は残念ながら推薦枠を勝ち取ることができなかったため、
一般試験に向けて塾通いが始まり、卒業式まではしばらく疎遠となった。

卒業式に久しぶりにC子と話したが、彼女は残念ながら受験に失敗してしまい、
浪人して再度あたしと同じ学校を受け直すことに決めたと話してくれた。
最後までA子とB先輩のことはみんなで隠し通すことに成功はしたが、
そのころにはこの二人もすでに別れていたという…

卒業後しばらくして、親友と久しぶりに会う機会があった。
お互いの学校のことや後輩Dとのこと、あたしの恋愛トークなどなど話した後、
親友がおもむろにA子のことを話し始めた。

A子は市内の短大へ進学したことを、卒業前に本人から聞いていた。
まだ入学して数か月も経たないというのに、短大の友達の彼氏を奪い、
卒業後は結婚するなんて話までしているという。
親友とA子は同じ中学出身。
短大の同じクラスには親友の中学時代からの友達も通っていて、
連絡を取り合う中でA子のことを偶然聞いたという。
この略奪劇は短大のクラス内で話題になった…ということらしい。
相変わらず変わってないねーと大爆笑してこの話は切り上げた。

あたしは大学進学後も部活の後輩たちとマメに連絡を取り合い、
みんなで定期的に集まって顔を合わせていた。
そのときには必ず後輩FからはA子の話を聞かされていた。
A子は友達から奪った彼氏がいるというのに、後輩Fに手を出そうとしていたらしい。
後輩Fは武勇伝のように俺は断ってやったぜ!と誇らしげに語ってくれた。
あたしは思わず『結婚する予定の彼氏がいたはずなのに?!』と口を挟むと、
後輩Fは『たぶん俺が断ったからまだその男と続いてるんじゃない』と一言。
あんなに真面目そうなA子が必死に男性との関係を発掘していたことに
あたしも後輩もネタとして笑い飛ばしていた。

その後、A子がどうなったかは知らない。
後輩Fにしっかり断られてからは、彼女は消息不明となったらしい。
あれだけ積極的にいろんな男性へアプローチしていたんだから、
今は普通に結婚して家庭を築いているであろう。
女にも発情期があることを教えてくれた、貴重な存在です+++

ちなみに親友と後輩Dはあたしたちが高校卒業後に後輩Dの浮気でお別れ。
その後何度も別れて戻ってを繰り返したが、
親友が今の旦那さんと出会ってからあっという間に結婚を決めたために、
後輩Dは泣きながら親友をあきらめたという。
あたしのところにも協力要請が入ったけど丁重にお断りしたし、
親友からは『相手にしないで!』と申し出があったのでしたww

☆魔性の女風の人①☆

いまはむかし、な高校生の頃の話。
あたしが当時所属していた部活は、男女関係がとっても複雑だった。

高校入学後は同じクラスで席が前後、部活も同じだったことから
別の友達も含めて複数人でつるんでいた時期もあったA子。
その後自然とグループが分裂してあたしは別の親友と一緒に居るようになり、
A子とは距離ができて挨拶する程度の関係性に変わっていった。
A子は真面目で、別の意味で派手だったあたしとは合わなかったから…

高校生活に慣れ始めた頃、A子はみんなに部活のB先輩を好きだと話していた。
そのころ、A子はよく授業中にあたしに手紙を回してきて、
その中にはB先輩と話した内容とか、学校外でも接点があるなど書かれていた。
部内のポジション的にあたしはB先輩と関わることが多かったので、
手紙を通じてA子から牽制されていたのかもしれない。

でもその数か月後、B先輩は同じ部内であたしたちの同じ学年のC子と付き合い始めた。
そのころになるとあたしはA子と距離ができていたころだったし、
あたしを牽制する理由もないから手紙も来なくなっていた。
A子がB先輩を諦めたのかどうかも、あたしはすっかり興味がなくなっていた。

2年に進級するころには、あたしは他の先輩たちとも仲良くなり、
その影響で真面目に部活にも取り組むようになっていた。
後輩部員が増えるとまた色恋沙汰でゴタゴタした部内だったけど、
あたしだけは相変わらず浮いた話はなく、恋に恋する乙女状態だった。

夏休みに入る前に親友が一途に思い続けた彼と付き合い始めたと聞いて、
自分のことのように大喜びしたが、僅か2か月ほどで別れてしまうことに。
彼の通う学校が自宅から遠く、また土日もガッツリ部活がある人だったため
『時間がないから』と一方的に別れを告げられて終わってしまった。

そのころ、後輩男子Dがあたしの周りを頻繁にうろうろするようになった。
彼の目的はあたしではなく親友で、入部当初からあたしに対して
親友には彼氏がいるのかどうかなどなど、定期的に探りを入れてきた。
後輩Dは自分がモテることを理解していたからか、表向きに探りを入れることはなく、
あたしが一人で帰宅するときに後を追って話しかけてきた。
はじめはあまりDを信用してなかったあたしだが、本気で親友を好きだとを知り、
傷心中の親友には悪いけど、あたしはこの二人が恋人になることを密かに望んでいた。

そのうち部室内であたしが親友と一緒に居るとDが合流するようになり、
部活終了後は3人で一緒に帰路につくことが多くなった。
親友とDは実は家が近く、別方向のあたしとは校門で別れると
その後は二人きりの時間を過ごすことになる。
Dは女慣れしているモテ男だったから二人きりになればDのもので、
それが続くと二人の関係も自然と近づき、親友もDに好感を持つように。
そして!高2の夏休み明けに、ようやくDとあたしの願いが現実になり、
親友とDが正式に恋人関係になったことをこっそり打ち明けてくれた。

ある日、部活終わりにあたしと親友、Dの3人で話しながら帰り支度していると、
部室の隅でめそめそしている人がいた。――A子だった。
A子がなぜか後輩の男の子EとFに慰められている姿が見えたが、
あたしたちは気にせず3人で部室を後にした。

翌日部活が始まる前に後輩EとFから話しかけられて、Dと親友の関係を尋ねられた。
A子がDのことを好きとか当然知らなかったあたしは、
後輩たちに『Dは親友と恋人関係だよ~~』とうれしさ満点で報告してしまった。
その直後後輩たちからA子が後輩Dに思いを寄せていたことを聞いて、びっくり。
A子いつの間に!?と思ったが、まぁA子が誰を好きになるかは彼女の自由。

ついこの間まではあたしと親友とDの三人でつるんでいたはずが、
夏休み明からは親友とDの二人でいることが増えたことでA子が察したらしく、
昨日悲しみに打ちひしがれたA子は思わず後輩のEとFに泣きついた…ということだった。
なぜわざわざ部室で悲しいアピールするの?とイヤな気分になったが、
無視して親友やDと部室を後にした。

そうこうしているうちに、A子は後輩Eに心が移ったようで、
好き好き攻撃やアプローチがすごかった。
後輩Eは3年の先輩Kさんが好きなのを知っていたが、
好きになるのは自由だから…と放っておいた。
が、実はこの頃後輩EとA子は肉体関係を持っていたことを
後年になって後輩Fから聞かされた。
A子は付き合っているつもりだが、後輩Eにとっては都合のいい女だったと…
残念ながらその関係も長続きはしなかったらしい。

A子の続きは☆魔性の女風の人②☆で+++

 

☆異国での婚外恋愛☆

 20代の頃、外国人実習生を雇っている会社で1年ほど働いていた。
地域と業種柄、当時外国人実習生といえば全員中国の人たちで、
研修期間1年、実習期間2年の合計満3年の契約で派遣されていた。

近所にも中国人実習生を雇っている会社が何件かあったけど、
正直あまり良い話を聞くことはなかった。
ところが実際入社して実習生たちと一緒に働くとみんな真面目で、
所詮田舎のうわさ話なんだな~なんて軽く流していた。

あたしが勤務していた会社は全員女性の実習生を採用していたが、
会社によっては男性のみ、女性のみ、混合と基準はバラバラ。
それは業務内容によって各社採用基準を決めているんだろうけど、
軽作業中心だったあたしの勤務先は女性のみと定めていた。

中国に自社工場を持つ会社だった背景から、
自社工場に勤務する専務のお気に入りのオペレーターや、
関連企業に勤務する日本語ペラペラのスタッフをスカウトして
組合を通して実習生として呼び寄せる…ということもしていたらしい。
その子たちは素行が良いだけでなくて、仕事もできる人材だった。

一方、組合からの紹介で派遣されてきた子の中には、
ちょっと…と思う素行の良くない子が紛れ込んていたのは事実。
あたしが一緒に働きながらその人間性に疑問を感じた実習生は、
後に何かしら問題を起こしていた。

前述のとおり、地域的に中国人実習生を抱えている会社が多く、
近くに中国人男性を雇っている会社も数件存在したため、
実習生同士でカップルになる…ということも珍しくなかった。
海外在住時に日本人を見つけると母国語で話せることが嬉しくて
ついついその人に依存しそうになるなんてことはあるあるだけど、
まさに彼らもその状態だったんだと思う。

毎日よくわからない外国語で指示され激務をこなし、
プライベートのない窮屈な寮生活をしていては
他に楽しみを見つけたい気持ちはわからなくもない。
常識の範囲内でお付き合いしているなら問題にはならないが、
会社の寮に男を連れ込み男女の営みをしていたことが発覚した時には
おいおい…とさすがのあたしもそれには呆れてしまった。

これは本来素行不良として強制帰国になり得る事例だったけど、
当時の専務が会社の評判が下がることを恐れて、
厳重注意と実習生たちへの門限厳守によって彼女は滞在が許された。

あたしが勤務していた会社の実習生のほとんどは既婚女性で、
子どもと旦那を中国に残して単身で日本に出稼ぎに来ていた。
みんな若くして結婚していたし、3年間は家族に会えない。
男を連れ込んだ実習生は既婚者で、幼い子どもがいた。
20歳そこそこで見合い結婚しており、恋愛経験が乏しいことや
異国の地で開放的になってしまったなどいろんな背景から、
不倫に走ってしまったのかなと推測した。
既婚なら身体の関係を持つことに抵抗も低く、後を引かない。
特に男にとっては都合のいい性欲処理相手なんだろうな、と…

その後数人の実習生にそういう相手がいたことが発覚し、
それは揃いも揃って既婚者かつ25歳前後の若い子たちだった。
何人か独身で20歳になるかならないかの年齢の子も存在したけど、
その子たちが男性関係に巻き込まれた話は一切聞かなかった。

若い既婚の彼女たちは毎日一緒だった配偶者と離れて人肌が恋しく、
心の隙間を埋めて肉体的にも満たしてくれる存在に飢えていたのだろうか。

あたしがこの会社を離職した後、一人の実習生が脱走したと聞いた。
SNSで知り合った日本で働く同郷の男性に黙って会いに行き、
そのまま寮に戻ることはなかったらしい。
結局数か月後に見つかり、強制送還処分となったようだが、
既婚で子どもがいるにも関わらずこんな軽率な行動をとるのか…と
あたしは本当に驚くしかなかった。

良い関係を築けていた実習生同士は中国帰国後にも連絡を取り合っていた。
あたしは当時から中国語を勉強していたし、
年齢が近く実習生の子たちと仲良くしてもらっていたから、
そのネットワークの中に混ぜてもらい、近況報告をし合っていた。

中国人のみんなは脱走や強制送還については何も思わないみたいだった。
連れ込みが発覚した時、年齢の高い先輩社員さんたちが
「恥ずかしい話だよ」と当事者の実習生に嫌味を言っていたが、
彼女も他の実習生たちも「別に恥ずかしくないよ」とけろっとしていた。

当時のあたしは独身とは言えその子たちと年齢は近かったが、
恥ずかしくないという実習生たちに違和感を持たずにはいられなかった。
『婚外恋愛(=不倫)』の自覚はないのかとびっくりしてしまった。
あたしは一時の気の迷いのために犯罪歴を残すなんて恥さらしだと思うし、
旦那はともかく、子どもにどう向き合うのか…を考えてしまうと
どうしても彼女たちの浅はかな行動が理解できなかった。

数年後にはネットワークが自然消滅してしまったので、
今、日本で問題行動を起こした実習生たちがどうなっているのかわからない。
懇意にしていた真面目な実習生たちとは個々で連絡を取っているけど、
結局彼女たちも問題実習生たちとは自然と疎遠になっていたらしい…
中国で幸せに暮らしているだろう、と信じたい。

2024年12月19日木曜日

☆感情と本能とリスク☆

大学時代の友達が、相手の身勝手な行為によって
望まない妊娠と中絶を経験してしまった。
当時のあたしは友達の体調やメンタルを心配する一方で、
何でそんなダメ男に振り回されたの?と不思議だった。

当時の友達の彼とあたしの彼は同じ年齢で
あたしたちより2歳下の高校生だった。
あたしと当時の彼はもともと部活の先輩後輩の仲だったから
彼も多少理性をもってあたしに接してくれていた。
でも友達の場合はすぐに体の関係を持ってしまったようで、
そこからズルズル相手の言われるがまま…となったらしい。

あたしの彼はあたしと会うときは必ず避妊具を持参し、
いつそういうことになっても大丈夫なようにしてくれていた。
高校生の彼はどうしても性的欲求に抗うことはできないし、
でも万一の時に自分一人で責任を取ることもできないから、
最低限のマナーとして当然だとよく語っていた。

一方、友達の彼は『俺のこと好きなら無しでもよくない?』と
避妊しないまま行為を繰り返していたという。
友達もその言葉に洗脳されたような状態でまともな判断ができず、
その無謀な言動を受け入れてしまっていた。
友達も頭では『これはヤバイ』って分かっていたはずなのに。

最近、日本の性教育は不十分だとネット記事で見かけた。
確かにそういう観点もあるかもしれない。
記事を見ながらこの友達の経験ともすり合わせて考えてみた時、
実は教育だけでどうにかできる問題じゃないのかもなとも思った。
友達の彼だってあたしの彼と同様の性教育を受けてきたはずなのに、
妊娠や病気のリスクよりも自分の欲求と快楽を最優先していた。
友達は彼をいつも庇って「私のことを独占したいから」だと
避妊しない理由を語っていたけど、それが男の身勝手さを裏付けてしまった。

あたしの彼はビビりで自己保身優先だったと言えばそれまでだけど、
結果的にその行動があたしのことも守っていた。
実は一度だけ、避妊具無しでしてみたいと言われて試したことがあったが、
彼が「気持ちいいんだろうけど、不安でその感覚が鈍る」と言い中断、
結局すぐに避妊具を装着していたし、その後無しですることもなかった。

その一方で友達の彼は、完全に独りよがりで友達への配慮がまるでない。
相手の歪んだ愛情にすっかり骨抜きにされていた友達は、
彼が口にする避妊しない理由を受け入れてされるがままになってしまった。
いざ友達の妊娠が分かるとこの男は『親にバレずに中絶できる病院』を
いろんな人に聞いて回ったというアホな行動をしていたのだから…

相手の愛情に酔っていた友達ではあったけど、彼といないときは冷静だったのか
『彼が避妊してくれる方法』をよくあたしたちに相談してきた。
本当は『そんな男別れなよ!』と言いたかったけど、
友達が本気で愛している人を悪く言うことはできなかったから
あたしたちで考えられるいろんな策を出し合った。
友達もその場では『次は絶対何とか対策する!』と言うものの
彼と会ってそういう雰囲気になると、甘い言葉に負けて拒否できなかった。

これは教育の不十分という理由だけで片付けられない。
結局は認識が甘かったが故の予期せぬ妊娠ではあったけど、
彼女もされるがまま彼の言いなりになっていたわけではない。
自分で避妊具を用意し、使ってほしいと言ったこともあったという。
20歳にもならない女の子が恥ずかしさと戦いながらそれを購入し、
必死に危険な行為はやめてほしいと何度も話したものの、
相手からの強い押しと甘い言葉に負けてしまった。
――これが教育だけで解決できるとは到底思えない。

 

☆猪突猛進な人☆

 高校生の頃は、部活内の男女関係にうんざりさせられ、
あたしは恋愛とは縁遠い生活を送っていた。
自分が部活に在籍している間は、いざこざに巻き込まれたくない!
と、必要以上に部内の男子たちと関わらないようにしていた。
そんなあたしが、卒業後に部の後輩と恋人関係になってしまった。

あたしと元カレ、あたしの高校在学中は接点が少なかったけど、
一応互いに連絡先は交換していたので、卒業後もたまに連絡は取っていた。
大学やバイトで忙しかったので元カレの存在は薄かったけど、
辛いことが重なった時、マメに連絡をくれた元カレに心を掴まれてしまったww

あたしはすでに卒業していて、高校に立ち寄ることなんてなかったから、
プライベートで仲良くしていた後輩数人と元カレ以外とは
当然顔を合わせることがなかった。
だから別にトラウマの部内恋愛トラブルには関わらないだろうと思ったけど、
元カレが現役だったから結局間接的に巻き込まれてしまった。
あたしが卒業後に入学した知らない後輩に、元カレが狙われたのだった。

この『知らない後輩』が非常に厄介な存在だと、元カレから聞かされていた。

仮にこの『知らない後輩』をHさんと呼ぶことにする。
Hさんは元カレの中学時代の後輩でだった。
中学時代は互いに認識しておらず全くの他人という状態だったらしいが
Hさんが部活入部後から、元カレは彼女にロックオンされてしまった。

元カレは日頃から女子の外見についてどうこう言う人ではなかったのに、
Hさんのことは本当に嫌がっていたので『不細工』といつも言っていた。
あたしも決して人の外見に意見できる立場ではないけど、
お世辞にも可愛いとは言えないかな…と写真を見て思ってしまった。
高校生にもなれば多少色気づくころで、あたしも人並みに気を付けていたが、
Hさんは地味な感じの子だったから、外見に華やかさがなかった。

Hさんに付き纏われた元カレはある時とうとうイライラが限界に達して
『俺はもう彼女がいるから』とあたしとの関係をみんなの前で暴露し、
二度と付き纏いのようなことはするなとハッキリ断ったという。
するとHさんは『自分の方が先に好きだった』などと
意味不明なことを一方的に泣き叫び、手が付けられない状態になったのだそう。
元カレはじめ他の子たちもその様子にすっかりドン引きしてしまい、
Hさんはしばらく一人興奮状態で泣き叫び続けていたらしい。
その後、騒ぎを聞いて駆けつけた顧問の先生によって退場されられた…

元カレや仲良しの後輩たちからその話を聞いたとき、
性格の悪いあたしはその様子を想像して爆笑してしまった。
いくら失恋でショックを受けたとはいえ、泣き叫ぶのはどうなんだ!?と
尋常じゃないその反応が、あたしにはおかしくて仕方がなかった。

Hさんの元カレへの付き纏いはその後もしばらく続いたけど、
元カレが完全無視を貫いたため、最後にラブレターを渡されて、収束した。
Hさんからのラブレターの中身は見ていないけど、
封筒に書かれた元カレの名前の字があまりにも汚文字だったので
何だかいろいろと残念な女の子だな…と思ってしまった。

Hさんは元カレを諦めたあと、顧問の先生にターゲットを変えたらしい。
泣き叫んだあの日、顧問の先生に連れ出された後に何かあったのかもしれない。
間違いなく先生は『生徒をなだめる』仕事をしただけだっただろうけど、
Hさんはすっかり勘違いしてしまい、先生好き!と毎日しつこく追っかけ続けたそう。
これも後輩や元カレから情報が回ってきた。

Hさんは毎日顧問の先生に好き好きアピールし続けたものの、
先生からは『俺妻子持ちだし、君は生徒の一人だから』と軽く流され、
当然だけど全く相手にされなかった。
それなのに好き好き攻撃とラブレター押し付けが止まらなかったらしい。

Hさんはどうにも暴走するクセがあるらしく、
思い込みで突っ走って拒否される…をひたすら繰り返す習性があった。
元カレに対しても、顧問の先生に対しても、全く同じ行動だったらしく、
何かあるたびに後輩たちが笑い話としてしばらく語っていた。

しばらくして元カレも後輩たちも高校を卒業してしまったので、
Hさんのその後の動向は誰も知らない。
元カレの大学受験のためにあたしたちも破局してしまったけど、
別れてからもたまに連絡を取り合っていた。
元カレが再びHさんから迫られることはなかったらしい。

そんなHさんも今はもう30代半ば。
若かりし頃は独特なパフォーマンスで好きな相手に愛情表現していたHさんも
さすがに今は人並みに結婚して家庭を築いているだろう。
もしかしたらまだ拗らせている…ってことは、ないと思いたい。