水が飲めない人が多い、というニュースを見た。
実はあたしも家では水を飲む習慣がなかったから、
常温の水が飲めない…という現象はちょっと納得できた。
実際、ウチの父と兄弟は水が飲めない人。
飲めないというより、飲まない、が正しいかもしれない。
特に兄弟は常に清涼飲料水かお茶のペットボトルを持ち歩いていて、
これはこれでいかがなものか…とも思う。
でも兄弟の考え方は、わざわざお金出して水買うのって…なんだそう。
あたしは海外渡航時に水以外の飲み物に抵抗があったことで
常温の水を飲むことに慣れていったし、今では白湯も平気。
また、一時期岩盤浴にも定期的に通っていたから、
身体への負担軽減のため常温水を飲むことを店員さんに勧められてから、
真夏の酷暑期以外は常温水や白湯を飲むように習慣づけた。
ちなみに兄弟と一緒に中国旅行した時、兄弟は珍しく水を飲んでいた。
それは中国で売られているお茶は基本砂糖入りの甘いもので、
日本人である兄弟には甘いウーロン茶や緑茶が受け付けなかったから。
スプライトやコーラを真夏のクソ暑い中飲みたいとは思えず、
ほかの飲み物は得体が知れない…と怖くて手が出せず、
結局消去法で水しか残らなかった。
水を飲まない父親は、兄弟より深刻かもしれない。
何か味がしないと飲めないなんて体質になってしまっており、
家に居るときはブラックコーヒーとコーラ、もしくはお酒しか飲まない。
仕事と食事のときは、お茶を飲んでいる。
一時期、コーラを1日に2-3本飲んでいた父は、
案の定骨がもろくなり数年前に背骨を骨折、
その時に糖尿病予備軍という診断も受けたために、現在はコーラは控えている。
その代わりにブラックコーヒーを1日に3~4杯も飲むようになった。
珈琲カップが小さいからたぶん許容範囲内だろうけど、
これはこれでまた何か健康被害が出るのでは…とちょっと心配している。
子どもを連れて一時帰国した時、連日35度超える時期だったから
うちの子は母が用意してくれていた水を喜んで飲んでいた。
その様子を見て父は『ジュースじゃなくていいのか!?』と驚いていた。
台湾の家にはジュースは常備していないし、たまにしか飲ませないと話すと
父親は『まぁその方が体のためにはいいよね』と納得はしていた。
子どもがおいしい~~と水をがぶ飲みする様子を見て、
父が何か感じてくれたらいいとは思うが…
生活習慣に起因する場合、その習慣を取り入れて改善するのは非常に大変。
とは言え、いざ脱水症状など生命の危機に陥っていながら
『水は飲めない』なんてアホなことは言っていられない。
夏の異様な暑さの中で元気に生き抜くためにも、
水分摂取の大切さをみんなが再認識しなければならないと思う。
2024年12月23日月曜日
☆水が飲めない☆
☆同僚の疑問☆
あたしは日本を離れる前までは、年に数回海外渡航していた。
友人の仕事の手伝いとか、旅行とか、目的は様々だったが、
英語ができないくせに、あたしは一人で渡航することが多かった。
この話を今の同僚たちとしていた時、日本人なのに珍しいね、と言われた。
彼女たちの間では、日本人は常に通訳を伴って行動しているという印象が強いらしい。
それはあたしたちの会社が通訳業務を担っているからかもしれないが、
確かに過去を思い起こせば、昔の同僚たちが海外出張するときは常に通訳を連れていたし、
契約していた通訳がブッキングできないときは、あたしの友人を紹介したことも。
他社でも大体同様で、日本語堪能な外国人を引き連れて出張に出ることが多いだろう。
今あたしが勤務している会社は、前述の通り通訳も業務に含まれている。
そのためもし日本の客先が出張に出るとなった場合、同行して通訳することになる。
仕事だから同行して通訳は何も問題は無いのだけど、同僚が疑問に思うことは、
『なぜ休日まで、自分たちがガイドとして付き合わなければならないのか』だった。
あたしは休日まで総経理や同僚たちが借り出されている事実にびっくりした。
あたしの昔の上司がそうだったんだけど、月曜日朝から万全な体制で仕事するために、
日曜日に前入りするようにスケジュールを組んでいた。
その場合、上司は通訳ではなく別のツテを頼って、その日を過ごすようにしていた。
今の客先にもそういう出張スケジュールを組む方がいらっしゃる。
一応気を使って「空港への送迎」や「案内」が必要かを尋ねるようにしており、
当然先方は「頼めるならお願いしたい」とおっしゃることがほとんど。
台湾であろうが、第三国であろうが、こちらが同行すればお客さんは安心だから
地理も言葉もわからない外国であれば、頼りたくなる気持ちはわからなくもない。
その場合、基本は総経理が接待することが多いが、総経理の都合が合わない場合は
同僚たちがお客さんの送迎と食事や観光の案内をすることになる。
総経理も同僚たちのことを考慮して、出来るなら出張予定をずらしてもらうか、
もしくは送迎や案内ができないことを告げるようにしているらしい。
ところが一度総経理の接待を受けた客先からは
「言葉わからないから~不安だから~」と同僚たちへの送迎要請が入るそうだ。
観光や食事の付き添いだとしても、同僚はアレコレ気を遣う。
フライトの時間によっては朝早くに家を出て空港へ向かわなければならず、
さらには事前に車の手配や案内先なども決めておく必要がある。
休日返上で仕事しているようなものなんだけど、
お客さん側はたぶんそこまで考えが及ばない。
接待費は会社から支給されるけど、同僚の貴重な休日は返ってこない……
一度あたしが担当するお客さんがベトナム出張時に前入りする予定を組んだ。
申し訳ないが同じタイミングでベトナム入りしてほしいと要請が入ったため、
総経理が「あなたは家庭があるから」と自らベトナムへ前入りを買って出てくれ、
あたしには月曜日の早朝のフライトで台湾を発つスケジュールで調整してくれた。
台湾に移住してから、日本で勤務していた頃の同僚から、台湾出張行くから
空港からホテルへの送迎とガイド頼めない?という連絡はたまにある。
一応会社として台湾国内に契約している通訳がいるようだけど、
休日に呼び出すのは申し訳ないから…とあたしを頼ってきた。
旧知の同僚に会えるのはあたしもうれしいから喜んで受けているが、
もし今のお客さんから突然、前入りするから1日ガイドして!と連絡が入ったとしても、
あたしは申し訳ないがお断りさせていただくと思う。
日本語が堪能な外国籍の友人がいる人はそれほど多くないだろう。
一人で外国へ行くことは、本当に不安なのも経験があるから理解できる。
とは言え、最低限のマナーと配慮は必要でもある。
同僚の『日本の人は毎回無料でガイドしなきゃだから疲れるよ』は、
多くの外国人日本語通訳者が感じている言葉だと、あたしは受け止めている――
友人の仕事の手伝いとか、旅行とか、目的は様々だったが、
英語ができないくせに、あたしは一人で渡航することが多かった。
この話を今の同僚たちとしていた時、日本人なのに珍しいね、と言われた。
彼女たちの間では、日本人は常に通訳を伴って行動しているという印象が強いらしい。
それはあたしたちの会社が通訳業務を担っているからかもしれないが、
確かに過去を思い起こせば、昔の同僚たちが海外出張するときは常に通訳を連れていたし、
契約していた通訳がブッキングできないときは、あたしの友人を紹介したことも。
他社でも大体同様で、日本語堪能な外国人を引き連れて出張に出ることが多いだろう。
今あたしが勤務している会社は、前述の通り通訳も業務に含まれている。
そのためもし日本の客先が出張に出るとなった場合、同行して通訳することになる。
仕事だから同行して通訳は何も問題は無いのだけど、同僚が疑問に思うことは、
『なぜ休日まで、自分たちがガイドとして付き合わなければならないのか』だった。
あたしは休日まで総経理や同僚たちが借り出されている事実にびっくりした。
あたしの昔の上司がそうだったんだけど、月曜日朝から万全な体制で仕事するために、
日曜日に前入りするようにスケジュールを組んでいた。
その場合、上司は通訳ではなく別のツテを頼って、その日を過ごすようにしていた。
今の客先にもそういう出張スケジュールを組む方がいらっしゃる。
一応気を使って「空港への送迎」や「案内」が必要かを尋ねるようにしており、
当然先方は「頼めるならお願いしたい」とおっしゃることがほとんど。
台湾であろうが、第三国であろうが、こちらが同行すればお客さんは安心だから
地理も言葉もわからない外国であれば、頼りたくなる気持ちはわからなくもない。
その場合、基本は総経理が接待することが多いが、総経理の都合が合わない場合は
同僚たちがお客さんの送迎と食事や観光の案内をすることになる。
総経理も同僚たちのことを考慮して、出来るなら出張予定をずらしてもらうか、
もしくは送迎や案内ができないことを告げるようにしているらしい。
ところが一度総経理の接待を受けた客先からは
「言葉わからないから~不安だから~」と同僚たちへの送迎要請が入るそうだ。
観光や食事の付き添いだとしても、同僚はアレコレ気を遣う。
フライトの時間によっては朝早くに家を出て空港へ向かわなければならず、
さらには事前に車の手配や案内先なども決めておく必要がある。
休日返上で仕事しているようなものなんだけど、
お客さん側はたぶんそこまで考えが及ばない。
接待費は会社から支給されるけど、同僚の貴重な休日は返ってこない……
一度あたしが担当するお客さんがベトナム出張時に前入りする予定を組んだ。
申し訳ないが同じタイミングでベトナム入りしてほしいと要請が入ったため、
総経理が「あなたは家庭があるから」と自らベトナムへ前入りを買って出てくれ、
あたしには月曜日の早朝のフライトで台湾を発つスケジュールで調整してくれた。
台湾に移住してから、日本で勤務していた頃の同僚から、台湾出張行くから
空港からホテルへの送迎とガイド頼めない?という連絡はたまにある。
一応会社として台湾国内に契約している通訳がいるようだけど、
休日に呼び出すのは申し訳ないから…とあたしを頼ってきた。
旧知の同僚に会えるのはあたしもうれしいから喜んで受けているが、
もし今のお客さんから突然、前入りするから1日ガイドして!と連絡が入ったとしても、
あたしは申し訳ないがお断りさせていただくと思う。
日本語が堪能な外国籍の友人がいる人はそれほど多くないだろう。
一人で外国へ行くことは、本当に不安なのも経験があるから理解できる。
とは言え、最低限のマナーと配慮は必要でもある。
同僚の『日本の人は毎回無料でガイドしなきゃだから疲れるよ』は、
多くの外国人日本語通訳者が感じている言葉だと、あたしは受け止めている――
2024年12月19日木曜日
☆感情と本能とリスク☆
大学時代の友達が、相手の身勝手な行為によって
望まない妊娠と中絶を経験してしまった。
当時のあたしは友達の体調やメンタルを心配する一方で、
何でそんなダメ男に振り回されたの?と不思議だった。
当時の友達の彼とあたしの彼は同じ年齢で
あたしたちより2歳下の高校生だった。
あたしと当時の彼はもともと部活の先輩後輩の仲だったから
彼も多少理性をもってあたしに接してくれていた。
でも友達の場合はすぐに体の関係を持ってしまったようで、
そこからズルズル相手の言われるがまま…となったらしい。
あたしの彼はあたしと会うときは必ず避妊具を持参し、
いつそういうことになっても大丈夫なようにしてくれていた。
高校生の彼はどうしても性的欲求に抗うことはできないし、
でも万一の時に自分一人で責任を取ることもできないから、
最低限のマナーとして当然だとよく語っていた。
一方、友達の彼は『俺のこと好きなら無しでもよくない?』と
避妊しないまま行為を繰り返していたという。
友達もその言葉に洗脳されたような状態でまともな判断ができず、
その無謀な言動を受け入れてしまっていた。
友達も頭では『これはヤバイ』って分かっていたはずなのに。
最近、日本の性教育は不十分だとネット記事で見かけた。
確かにそういう観点もあるかもしれない。
記事を見ながらこの友達の経験ともすり合わせて考えてみた時、
実は教育だけでどうにかできる問題じゃないのかもなとも思った。
友達の彼だってあたしの彼と同様の性教育を受けてきたはずなのに、
妊娠や病気のリスクよりも自分の欲求と快楽を最優先していた。
友達は彼をいつも庇って「私のことを独占したいから」だと
避妊しない理由を語っていたけど、それが男の身勝手さを裏付けてしまった。
あたしの彼はビビりで自己保身優先だったと言えばそれまでだけど、
結果的にその行動があたしのことも守っていた。
実は一度だけ、避妊具無しでしてみたいと言われて試したことがあったが、
彼が「気持ちいいんだろうけど、不安でその感覚が鈍る」と言い中断、
結局すぐに避妊具を装着していたし、その後無しですることもなかった。
その一方で友達の彼は、完全に独りよがりで友達への配慮がまるでない。
相手の歪んだ愛情にすっかり骨抜きにされていた友達は、
彼が口にする避妊しない理由を受け入れてされるがままになってしまった。
いざ友達の妊娠が分かるとこの男は『親にバレずに中絶できる病院』を
いろんな人に聞いて回ったというアホな行動をしていたのだから…
相手の愛情に酔っていた友達ではあったけど、彼といないときは冷静だったのか
『彼が避妊してくれる方法』をよくあたしたちに相談してきた。
本当は『そんな男別れなよ!』と言いたかったけど、
友達が本気で愛している人を悪く言うことはできなかったから
あたしたちで考えられるいろんな策を出し合った。
友達もその場では『次は絶対何とか対策する!』と言うものの
彼と会ってそういう雰囲気になると、甘い言葉に負けて拒否できなかった。
これは教育の不十分という理由だけで片付けられない。
結局は認識が甘かったが故の予期せぬ妊娠ではあったけど、
彼女もされるがまま彼の言いなりになっていたわけではない。
自分で避妊具を用意し、使ってほしいと言ったこともあったという。
20歳にもならない女の子が恥ずかしさと戦いながらそれを購入し、
必死に危険な行為はやめてほしいと何度も話したものの、
相手からの強い押しと甘い言葉に負けてしまった。
――これが教育だけで解決できるとは到底思えない。
望まない妊娠と中絶を経験してしまった。
当時のあたしは友達の体調やメンタルを心配する一方で、
何でそんなダメ男に振り回されたの?と不思議だった。
当時の友達の彼とあたしの彼は同じ年齢で
あたしたちより2歳下の高校生だった。
あたしと当時の彼はもともと部活の先輩後輩の仲だったから
彼も多少理性をもってあたしに接してくれていた。
でも友達の場合はすぐに体の関係を持ってしまったようで、
そこからズルズル相手の言われるがまま…となったらしい。
あたしの彼はあたしと会うときは必ず避妊具を持参し、
いつそういうことになっても大丈夫なようにしてくれていた。
高校生の彼はどうしても性的欲求に抗うことはできないし、
でも万一の時に自分一人で責任を取ることもできないから、
最低限のマナーとして当然だとよく語っていた。
一方、友達の彼は『俺のこと好きなら無しでもよくない?』と
避妊しないまま行為を繰り返していたという。
友達もその言葉に洗脳されたような状態でまともな判断ができず、
その無謀な言動を受け入れてしまっていた。
友達も頭では『これはヤバイ』って分かっていたはずなのに。
最近、日本の性教育は不十分だとネット記事で見かけた。
確かにそういう観点もあるかもしれない。
記事を見ながらこの友達の経験ともすり合わせて考えてみた時、
実は教育だけでどうにかできる問題じゃないのかもなとも思った。
友達の彼だってあたしの彼と同様の性教育を受けてきたはずなのに、
妊娠や病気のリスクよりも自分の欲求と快楽を最優先していた。
友達は彼をいつも庇って「私のことを独占したいから」だと
避妊しない理由を語っていたけど、それが男の身勝手さを裏付けてしまった。
あたしの彼はビビりで自己保身優先だったと言えばそれまでだけど、
結果的にその行動があたしのことも守っていた。
実は一度だけ、避妊具無しでしてみたいと言われて試したことがあったが、
彼が「気持ちいいんだろうけど、不安でその感覚が鈍る」と言い中断、
結局すぐに避妊具を装着していたし、その後無しですることもなかった。
その一方で友達の彼は、完全に独りよがりで友達への配慮がまるでない。
相手の歪んだ愛情にすっかり骨抜きにされていた友達は、
彼が口にする避妊しない理由を受け入れてされるがままになってしまった。
いざ友達の妊娠が分かるとこの男は『親にバレずに中絶できる病院』を
いろんな人に聞いて回ったというアホな行動をしていたのだから…
相手の愛情に酔っていた友達ではあったけど、彼といないときは冷静だったのか
『彼が避妊してくれる方法』をよくあたしたちに相談してきた。
本当は『そんな男別れなよ!』と言いたかったけど、
友達が本気で愛している人を悪く言うことはできなかったから
あたしたちで考えられるいろんな策を出し合った。
友達もその場では『次は絶対何とか対策する!』と言うものの
彼と会ってそういう雰囲気になると、甘い言葉に負けて拒否できなかった。
これは教育の不十分という理由だけで片付けられない。
結局は認識が甘かったが故の予期せぬ妊娠ではあったけど、
彼女もされるがまま彼の言いなりになっていたわけではない。
自分で避妊具を用意し、使ってほしいと言ったこともあったという。
20歳にもならない女の子が恥ずかしさと戦いながらそれを購入し、
必死に危険な行為はやめてほしいと何度も話したものの、
相手からの強い押しと甘い言葉に負けてしまった。
――これが教育だけで解決できるとは到底思えない。
☆猪突猛進な人☆
高校生の頃は、部活内の男女関係にうんざりさせられ、
あたしは恋愛とは縁遠い生活を送っていた。
自分が部活に在籍している間は、いざこざに巻き込まれたくない!
と、必要以上に部内の男子たちと関わらないようにしていた。
そんなあたしが、卒業後に部の後輩と恋人関係になってしまった。
一応互いに連絡先は交換していたので、卒業後もたまに連絡は取っていた。
大学やバイトで忙しかったので元カレの存在は薄かったけど、
辛いことが重なった時、マメに連絡をくれた元カレに心を掴まれてしまったww
あたしはすでに卒業していて、高校に立ち寄ることなんてなかったから、
プライベートで仲良くしていた後輩数人と元カレ以外とは
当然顔を合わせることがなかった。
だから別にトラウマの部内恋愛トラブルには関わらないだろうと思ったけど、
元カレが現役だったから結局間接的に巻き込まれてしまった。
あたしが卒業後に入学した知らない後輩に、元カレが狙われたのだった。
この『知らない後輩』が非常に厄介な存在だと、元カレから聞かされていた。
仮にこの『知らない後輩』をHさんと呼ぶことにする。
Hさんは元カレの中学時代の後輩でだった。
中学時代は互いに認識しておらず全くの他人という状態だったらしいが
Hさんが部活入部後から、元カレは彼女にロックオンされてしまった。
元カレは日頃から女子の外見についてどうこう言う人ではなかったのに、
Hさんのことは本当に嫌がっていたので『不細工』といつも言っていた。
あたしも決して人の外見に意見できる立場ではないけど、
お世辞にも可愛いとは言えないかな…と写真を見て思ってしまった。
高校生にもなれば多少色気づくころで、あたしも人並みに気を付けていたが、
Hさんは地味な感じの子だったから、外見に華やかさがなかった。
Hさんに付き纏われた元カレはある時とうとうイライラが限界に達して
『俺はもう彼女がいるから』とあたしとの関係をみんなの前で暴露し、
二度と付き纏いのようなことはするなとハッキリ断ったという。
するとHさんは『自分の方が先に好きだった』などと
意味不明なことを一方的に泣き叫び、手が付けられない状態になったのだそう。
元カレはじめ他の子たちもその様子にすっかりドン引きしてしまい、
Hさんはしばらく一人興奮状態で泣き叫び続けていたらしい。
その後、騒ぎを聞いて駆けつけた顧問の先生によって退場されられた…
元カレや仲良しの後輩たちからその話を聞いたとき、
性格の悪いあたしはその様子を想像して爆笑してしまった。
いくら失恋でショックを受けたとはいえ、泣き叫ぶのはどうなんだ!?と
尋常じゃないその反応が、あたしにはおかしくて仕方がなかった。
Hさんの元カレへの付き纏いはその後もしばらく続いたけど、
元カレが完全無視を貫いたため、最後にラブレターを渡されて、収束した。
Hさんからのラブレターの中身は見ていないけど、
封筒に書かれた元カレの名前の字があまりにも汚文字だったので
何だかいろいろと残念な女の子だな…と思ってしまった。
Hさんは元カレを諦めたあと、顧問の先生にターゲットを変えたらしい。
泣き叫んだあの日、顧問の先生に連れ出された後に何かあったのかもしれない。
間違いなく先生は『生徒をなだめる』仕事をしただけだっただろうけど、
Hさんはすっかり勘違いしてしまい、先生好き!と毎日しつこく追っかけ続けたそう。
これも後輩や元カレから情報が回ってきた。
Hさんは毎日顧問の先生に好き好きアピールし続けたものの、
先生からは『俺妻子持ちだし、君は生徒の一人だから』と軽く流され、
当然だけど全く相手にされなかった。
それなのに好き好き攻撃とラブレター押し付けが止まらなかったらしい。
Hさんはどうにも暴走するクセがあるらしく、
思い込みで突っ走って拒否される…をひたすら繰り返す習性があった。
元カレに対しても、顧問の先生に対しても、全く同じ行動だったらしく、
何かあるたびに後輩たちが笑い話としてしばらく語っていた。
しばらくして元カレも後輩たちも高校を卒業してしまったので、
Hさんのその後の動向は誰も知らない。
元カレの大学受験のためにあたしたちも破局してしまったけど、
別れてからもたまに連絡を取り合っていた。
元カレが再びHさんから迫られることはなかったらしい。
そんなHさんも今はもう30代半ば。
若かりし頃は独特なパフォーマンスで好きな相手に愛情表現していたHさんも
さすがに今は人並みに結婚して家庭を築いているだろう。
もしかしたらまだ拗らせている…ってことは、ないと思いたい。
☆ブログ移行のごあいさつ☆
今まで利用していた『ファンブログ』が間もなく閉鎖されるため、
こちらのブログに移行しました!
このブログは身の回りにいる(いた)人のことや
移住先の台湾のことなどを思うがまま書き綴っています。
読んでいただけたら嬉しいです♪♪
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